韓国現代美術の巨匠、顧庵・李應魯画伯の生家があったところに生家を復元し、その横に李應魯記念館を設立した。
記念館には、5つの展示室と野外展示場、多目的室、復元生家、蓮池公園、ブックカフェなどが造成されており、記念館を訪ねる来場者に文化休息空間の役割もしている。2013年には韓国建築文化大賞公共建築物部門・社会公共部門で大賞に選定された。
2011年に建設された記念館は、顧庵が子供時代を過ごした故郷の風景を傷つけずに、自然と調和するように造られているが、李應魯の家の至るところを連結する遊歩道に沿って歩くと白月山と龍松山を見ることができ、復元された生家が素朴に調和し、自然と一つになる余裕を感じることができる
ここに収集された主な作品は総325点に至るが、収集の方向を初期作品に定め、エチュードとスケッチ、木竹画などが主に収集されている。その他、時期別様式を知ることができる主な作品があり、遺物は400点余りにのぼる。常設展示以外にも、特別企画展示と観覧客が直接参加することができる各種教育プログラムが作られている。